3D-Coolで撮影した立体写真の見方
3D-Coolで撮影した3D写真は、メモリーカードに MPOというファイル拡張子を持つ、２枚のJPEG形式の画像をひとつのファイルにまとめた画像ファイルとして記録されます。
このファイルをスマートフォンやタブレット、パソコンの画面に表示したり、紙に印刷したりして見る方法について説明します。
１．iPhone/iPadの場合
iPhone/iPadで立体写真を見るには、専用のアプリが必要になります。ここでは、下記の無料アプリをご紹介します。
3D-Coolのメモリーカードに記録されたMPOファイルは、メモリーカードリーダーなどを使って、一旦パソコンにコピーして、iTunesのファイル共有機能を使ってiPhone/iPadに転送します。下記のページの説明を参考にしてください。
iPhone/iPadの画面に表示される画像は、ステレオビューワーを使うと快適に楽しむことができます。
２．Androidスマートフォン・タブレットの場合
端末にマイクロSDカードのスロットが付いていれば、3D-Coolから取り出したメモリーカードをそのスロットに入れて表示することができます。スロットが付いていない端末の場合は、パソコンを経由して端末内のメモリーに転送します。
画面に3D写真を表示するには、専用のアプリケーションが必要になります。
ここでは、下記の無料アプリをご紹介します。
このアプリを使ってアンドロイド端末に入れた3D-Coolのメモリーカードの3D写真を画面に表示するには、メニューから「ファイルを開く」を選択し、表示する画像を指定します。
たとえば、Galaxy S3の場合は、MPOファイルが格納されている下記のフォルダーを指定します。最後の/100A1038の部分はカメラにより異なりますので、ご自分のカメラのメモリーカードに表示される、DCIMの下のフォルダーのファイルを指定してください。
/Storage/extSdCard/DCIM/100A1038
いずれかのファイルを指定すれば、そのフォルダー内の写真は、スワイプ操作で連続して表示することができます。
このアプリを使うと、平行法、交差法、アナグリフ方式の画像を表示することができます。アナグリフ方式は、赤青メガネをかけて立体的に画像を見る方法です。
３．3Dテレビで見る
3D-CoolをHDMIケーブルで3Dテレビに接続することで、立体写真を見ることができます。3D-CoolのHDMIコネクタは小型のミニHDMI端子なので、ミニHDMI端子が付いたケーブルを用意する必要があります。
スマートフォンのアプリによっては、AppleTVに画像を送って、AppleTVに接続した3Dテレビで3D写真を見ることができるというものもあります。
HDMIによる接続が確認されているテレビは、下記のものになります。これ以外のテレビでは表示されない場合があります。
- SONY製BRAVIA KDLシリーズ
- PANASONIC製TH-P42ST3
- 三菱製PCモニターRDT233WX-3D
接続ケーブルの購入については、下記サイトにて紹介しています。
４．パソコンで見る
3D-Coolの画像形式であるMPOファイルは、Macでは画面に表示して見ることができますが、Windowsパソコンではそのままでは見ることはできません。
Macでは、MPOファイルを「プレビュー」で開いて、「コンタクトシート」表示にすると、平行法で見ることができます。
WindowsパソコンでMPO画像を見るためには、アプリケーションが必要となりますが、ここでは「ステレオフォトメーカー」というソフトをご紹介します。
このアプリケーションは、下記のWebページから無料で入手することができます。
ステレオフォトメーカーを使うと、MPO形式の画像ファイルを１枚のJPEG形式のファイルにしたり、プリントしたりすることができます。
１枚のJPEG画像に変換しておくと、普通の写真と同じよう表示することができるので、スマートフォンなどで専用のアプリを起動せずに立体写真を楽しむことができて便利です。
また赤青メガネで見るアナグリフ方式の画像を作ることもできます。
５．富士フイルム3Dプリントサービスでプリントして見る
富士フイルム3Dプリントは、立体的に見える写真をプリントするサービスです。3D-Coolで撮影したMPOファイルを下記のサイトにアップロードすると、レンチキュラーシートと呼ばれる特別な用紙に印刷され、立体的に見える写真を入手することができます。
やはり手にとって見ることのできる写真は、特に、仲間内で盛り上がりますね。
